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その症状は水虫じゃないかも!皮膚カンジダ症とは

足の皮のトラブルと言えば誰もが思い浮かべるのが水虫です。
皮膚が湿っていてかゆみを伴う症状です。
もし、そのような状態になっていたら疑うことなく水虫になったと思うはずです。
でも、よく似た症状を引き起こす病気が他にもあります。
それが皮膚カンジダです。

見た目で区別するのは難しいですがカンジダの方が境目がはっきりしていないと言う特徴があります。
水虫は白癬菌という真菌の一種に感染したものです。
皮膚カンジダは、カンジダ菌によって発症します。
同じ真菌の仲間ですが酵母の一種で、水虫はカビの一種と言う違いがあります。
原因となる菌が異なるため感染部位も異なります。
カンジダ菌は皮膚の浅い部分にいますが、白癬菌はさらに深い角質の奥に生息します。
そのため水虫の方が治療に長い期間を要します。

どちらも爪にうつるため注意が必要です。
皮膚よりも硬い爪にうつると治るまでにかなりの時間を必要とします。
大きな違いとして、カンジダ菌の発生しやすい場所は足だけにとどまりません。
内股や脇の下、乳房の下など蒸れやすいところであれば発症します。
足と同じ症状が他にも見られる時には水虫ではなく、皮膚カンジダを疑うべきでしょう。
白癬菌もカンジダ菌も感染経路は同じです。

どちらの菌も常に体にいる常在菌と言われるもので、免疫力がしっかりしているときは感染しません。
疲労やストレス、病気などによって免疫機能が正常に働かなくなると増殖して感染することになります。
日頃の生活に注意して健康的な毎日を送るだけでも予防になります。
原因となる菌が異なるため治療に使われる薬も異なります。
自己判断で対応すると改善が見られず、時間が経過して悪化する恐れもあります。
特に皮膚カンジダの場合は、足以外への発症によって全身に広がる恐れもあります。
症状が見られるようなら自己判断せず医療機関へ受診してた方が良いでしょう。
しっかりと検査してもらった方が早期改善につながります。

皮膚カンジダの治療法とは

感染経路が体の中になるので、免疫力を高めることがいちばんの治療になります。
ただし、一度増殖した菌は減らさないといけないため、治療薬によって殺菌を行います。
治療に使われる薬には外用薬も内服薬もあります。

外用薬はカンジダ菌に対して有効な抗真菌薬が使われます。
軟膏、クリーム、ローション、スプレーなどのいろいろな種類がありますが、基本的に有効成分は同じです。
どのタイプが使いやすいかによって処方をしてもらいます。
ただし、ただれてしまっているような状態では刺激が強いものは避けた方がいいので軟膏やクリームを処方されることがほとんどです。
用法を守って使っていれば2週間程度で改善が見られるはずです。

内服薬も抗真菌薬です。
外用薬では対応できない広範囲に発症している時に有効な治療方法です。
有効成分が体の内側から効くので場所を限定することなく効果があります。
症状によっては外用薬と内服薬の併用を行う時もあります。
内服薬も同様に2週間程度を目処に処方されます。
あまりに重篤な場合には抗真菌剤の入った点滴を使うこともあります。

いずれの方法も増殖しているカンジダ菌が死滅し、免疫力で押さえ込むことができるようになれば治療は終了です。
注意が必要なのが、ステロイド薬などを利用してしまうことです。
皮膚が荒れているからと思って使ってしまうと症状が悪化する恐れもあります。
投薬治療中も患部をできるだけ乾燥させると回復が早いと言われています。
皮膚が擦れ合うようなところはこまめに拭くなどして湿気がこもらないように注意しましょう。
パウダー状のもので乾燥した状態にすることもできますが、刺激が強くて悪化する恐れもあるので注意が必要です。